2024年9月29日午後1時20分ごろ、鹿児島県南九州市知覧町にある養鶏場で火災が発生しました。
鶏舎1棟が全焼し、中にいたひな鶏約1万2000羽が犠牲になったとのことです。
【鹿児島県南九州市知覧町郡 養鶏場火災】概要
29日午後、南九州市で鶏舎1棟を全焼する火事があり、ひな鶏約1万2000羽が被害にあいました。
火事があったのは南九州市知覧町郡の鹿児島くみあいチキンフーズが管理する養鶏場です。警察によりますと29日午後1時20分ごろ、養鶏場近くの会社の従業員から「配電盤から出火している、ケガ人はわからない」と消防に通報がありました。火は約1時間後に消し止められましたが、鶏舎1棟が全焼しました。この火事で飼育されていたひな鶏約1万2000羽が死ぬなどの被害にあいました。ケガ人はいませんでした。
警察と消防は、30日から実況見分を行い火事の原因について調べることにしています。
【鹿児島県南九州市知覧町郡 養鶏場火災】火災現場は?
出火場所は、鹿児島県南九州し知覧町東別府にある鹿児島くみあいチキンフーズ株式会社 高星種鶏場です。
南薩縦貫道の知覧金山水車インターチェンジの北東およそ1kmの山の中に位置しています。
【鹿児島県南九州市知覧町郡 養鶏場火災】出火原因は?
警察と消防は、30日から実況見分を行い火事の原因について調べることにしているとのことですが、「配電盤から出火している」との通報により、消防が現場へ駆けつけています。
総務省消防庁データによると、畜舎での火災は令和元年のデータで年間116件あり、そのうち全焼は58件に登ります。
また、その原因は以下のとおりで人為的な設備点検不足や注意不足によるものです。
- 1位:電灯電話等の配線
- 2位:たき火
- 3位:電気機器
- 4位:電気装置
- 5位:こんろ・溶接機切断機
(総務省消防庁「過去3年の畜舎における火災統計」より)
畜舎での火災では、逃げ場もない閉鎖された空間で動物たちが焼かれてしまいます。
大切な命を頂く我々人間、せめてその命を頂くまでの過程だけは大切にしたいものです。
【鹿児島県南九州市知覧町郡 養鶏場火災】被害状況は?
この火事で、養鶏場にある18の鶏舎のうちの1棟、およそ960㎡が全焼し、ひな鳥約1万2000羽が犠牲になりました。
出火当時、養鶏場にいた作業員1人に怪我はないということです。